「関連記事」は適当な方が見てもらえるかも、という話(YARPPとかで適切に関連を出しても意味ないかも)
とあるブログをやってるんですけどね。
いろんな人に見てもらうために色々試すわけですよ。Wordpressのプラグインとか。
関連する記事を表示して他の記事を見てもらおう!
まぁそんな事がWordPressのプラグイン紹介のサイトとかに書いてありますよね。
1つの記事を見てもらったらその内容に関連しそうな記事をレコメンドして見てもらうようにしよう、と。それは正しい。
大体ユーザーは面倒くさがりなので1つ記事見て特につながりがなければさっさと他の記事を探しに行くわけですよ。私がユーザーでもそれはそう。
だからサイト運営の指標の1つに1ユーザーあたりのPV、というのがあって結構重要。
1人見に来てもらうのが大変なので、そのユーザーに1ページでも多く見てもらえればトータルのPV/UUは上がるでしょ、という話。
1セッション当たりPV
運営サイトはそんな読み込むタイプじゃないのでこの1ユーザー(正確にはセッション)あたりのPVてのはもともとそんなに高くない。
1が最低値でこれは全員直帰、てやつ。見た人はそこではい、おしまい。だから500人来たら500PV。全員一見さん。これはツライ。
これが全員もう1ページみてくれた途端に1,000PV。2.5なら1,250PV。ここが上がってくるとトータルのPVも上がる。効率性みたいな重要な数値。
前置きが長くなったけど、これがそのサイトのGoogle Analyticsのグラフ。
思いついてStinger5を入れたらこの値がちょっと上がりました。多分Stinger5(SEOとかね)というより、テーマを変えて1ページ当たりのリクエスト数とか容量が下がってページの読み込み時間、ロード時間が下がったからだと思ってます。これは。
(余談だけどこの読み込み時間を短縮するのがトラフィック獲得には一番最適な手段。Googleもそのほうが評価してくれるし、軽くすると今までこんなに諦めてた人がいるんだ、ってくらい来る)
それで「お!これはいけんじゃん!」ということで今度は調子に乗ってYARPP(Yet Another Related Post Plugin)に入れ替えてみた。Stinger5はいいテーマだけど関連記事の抽出がものすごく適当だから。「関連」といいながら全く関連性が見えない。
「今より関連性ある記事が出てくるんだから当然この数字もっと上がって3フラットとかになるんじゃん?」位の事を思ってたら直後から数字が急落。UUもまぁ4桁くらいなのでこの数値が2後半から2前半に下がるだけで20%くらいはぐっと下がっちゃう。
これは困った、ってことで外して元のテキトー(失礼)関連記事にしたら・・・戻った。
必ずしも適切なレコメンドが最適とは限らない
サイトの特性にもよるけど、この件でわかったのは「適切なレコメンドを提示すればかならず数字が伸びる、最適化される」というのは机上の空論かも、ってこと。
関連性が高ければ、タイトルだけでなんとなく内容も想像がつく場合もあるだろうし、意外性は記事が増えれば増えるほどなくなる。
それよりもテキトーロジック(再度失礼)で回していた方が、今まで自分が興味を持たないトピックが、興味を持った記事をホップすることで「見るコスト」が下がって見られる可能性がある、とかそういうことじゃないかな?と思ってます。
ま、関連記事プラグインを外せ、とかそういうつもりは全然なくて、けど「これを入れれば上がる」「みんな入れてます」とかってのは、それこそみんな入れてれば入れてない状態を誰も知らなくって、意外にそっちがイケてました、という可能性を含むってこと。
広告のリタゲとかも理論上「一度見たものを別サイトで見たら(追っかけたら)受容しやすい」という考えだけど、実際おっかけられるとウザいしw