Amazonが自身のアフィリエイトを使う理由。
TwitterでAmazonのこういうプロモツイート見たことありますよね?
こういうのってリンクがamzn.toになってて、クリックするとURLがこうなってます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B00SFAOL2U?tag=hydtw10735-22
「tag=」ってAmazonアソシエイトのアフィリエイトリンクのIDの部分なんだけど、一応キャンペーンコードとして使ってるみたい。けど、いい加減Amazon側ももう1つの効能に気づいてるはずだし、恐らく最初から確信犯だと思う。
アフィリエイトタグを使う理由
アフィリエイトタグを含んだリンクを踏むと、アフィリエイトIDがクッキーに保存されます。(ブラウザが記憶する、と思ってください)
どんなアフィリエイトでも成果に結びつくIDは1つしかないので、こういうAmazon直営リンクを踏むと、以前にどっかで踏んだアフィリエイトIDが上書きされます。つまりこういうプロモーションを経由してくれればアフィリエイターのIDが上書きされてAmazonのIDになり、アフィリエイターに支払う報酬を払わなくてよくなります。
別の見方をすればAmazonはプロモーションコストを投下して、購買につながれば直接の売上とは別に、払うかも知れなかった広告宣伝費を削減できる、ということ。Amazonの技術力をもってすれば、別の方法で費用対効果をトラックする仕組みなんて簡単に作れるんだけど、すでにあるアフィリエイトのシステムを流用しているのは、「あるから使ってます」に見えるけどアフィリエイターに対しての配慮はしませんよ、という思惑があるからです。
自社広告だからいいんじゃないの?
自社広告だからいいんじゃないの?という捉え方もありますが、自社広告で集客100%で考えてるなら逆にアフィリエイトIDはいらないはずです。たまーに規制が入る「リスティング広告などで集客して、アフィリエイトを踏ませる」、いわゆるアービトラージ的な動きを自身がやってるわけですし。
アフィリエイターに配慮があれば、「こうやっちゃうとクッキー上書いちゃうな」という考えにはすぐに至るはずなので、それでもやってるってことは確信犯ってこと。恐らく結構な金額アフィリエイト支払いは削減できてるでしょう。