みーむくん

ちょいとしたことをちょいちょいと。

国民年保険料の強制徴収拡大で貧困層が9万人ドーン!と増える?

日経新聞国民年金保険料の強制徴収の対象を拡大する、というニュースがありました。これまで年間所得350万以上に行っていた措置を300万円以上に変える、という話。

 日経新聞の記事はこれ。

www.nikkei.com

もともと強制徴収の対象者って年間所得で区切られてたんですね。これまでは年間所得350万未満の世帯は強制徴収の対象となっていなかった、というのを初めて知りました。

それを300万以上も対象にする、ということは、300~350万の世帯はこれまで強制徴収されてなかったのに今後はされますよ、という事。

払ってない国民年保険料は年間いくら?

保険料の納付率は低迷が続く。被保険者が納めるべき保険料のうち、実際に払われた割合を示す納付率は15年度に63.4%だった。依然として4割近い人が納めていない。

これって4割の人は「納めていない」というより「納められない」のでは?とも思える内容ですね。記事中には別途「納付猶予」という制度の記述もありますが、これによると全額免除で57万円、扶養家族1人で92万円が免除されるそうです。

ということは免除されない人が払わなければならない金額は短信で57万円/年、扶養家族1名で92万円/年ということのはず。

で、免除されない人で300~350万の所得の世帯は突然「払いなさい、でなければ差し押さえです」と来るわけです。この請求が過去分も含むんだとしたら、もうそれだけでアウトですね。扶養1人でほぼ年間100万円ですから。5年で500万円。10年未払いで1,000万円。

自己破産でも免除されない国民年金保険料

しかもこの金額がドーン!と来られても払えない世帯には、消費者金融などでお馴染みの?自己破産、という手段も許されていません。

oshiete.goo.ne.jp

ここにも回答されている通り、国への債務、税金や国民健康保険料や今回の国民年金保険料などは自己破産しても免責(免除)されないとのこと。ということは・・・払えなければ財産差し押さえです。

国への借金は・・・逃げようないですからねぇ・・・。差し押さえると言っても、土地家屋とかがあれば返済のしようもありますが、でなければ押さえるものもない。あったとしても競売にかけられて自分たちは賃貸で借りる事に。家賃が6万だったとして年間100万近くが住むことにかかるので、実質200万世帯に転落です。

自己破産もムリ、家にも住めない、戸籍を押さえられてるので逃げられない・・・となると根無し草になるか変な住み込みドヤ街に行くか・・・そうやって新たな層約9万人のうちこの強制徴収で生活保護対象レベルに落ちる世帯が出てきそうですね。